前回のあらすじ
父の仕事に同行する恭弥。
フランス側から来た人物は、傭兵時代の指揮官「シャフラン」だった。
<20話>「ゴッド オブ ブラックフィールド」ネタバレ
傭兵時代の指揮官、シャフラン。
そして、隣には同じく傭兵仲間だった「スミセン」の姿もあった。
恭弥は「何故彼らが」と動揺しながらも、フランス語で挨拶をする。
シャフランは、良い発音だと褒め、口調にどこか聞き覚えがある、言う。
そして、スミセンをアジア営業担当の理事だと紹介。
着席し、女好きのスミセンは店員を見て狙っているが、シャフランに窘められる。
「西恭弥」という名前は日本では多いのですね、とシャフランが言い、黙り込む恭弥。
珍しい名前でもないが、同じ名前に知り合いでもいるのかと聞き返す。
どこか親しみがある名前だ、と話すシャフランに、自分も2人の名前に聞き覚えがある、と笑って見せる。
シャフランが世間話は終わりにしよう、と言いついに本題に。
率直に「突然の提案には対応しかねる、条件の500台をもう少し緩和してほしい」と伝える父。
しかし、シャフランは「条件は変えれない、契約通り50台購入後売ってくれて構わない。清水モータースにも同条件で販売する。日本もフランスも資本主義国家で、競争を行うことは全員にプラスに働く。」と答える。
人の神経を逆撫でするような口調に”シャフランらしい”と感じる恭弥。
父は、既に50台分の車の代金半額は契約金として支払い済みで、残金も払えばシープのメンテナンス独占権が得られることが契約書には記載されていることを指摘する。
すると、ゴント本社の規定にあった施設・常備部品・人材が揃っていればメンテナンス独占権は認めると答えるシャフラン。
全国の整備所10店舗と契約をもつ父は顔を輝かせるが「メンテナンス独占権は父が購入した車両のみに有効、清水モータースにも同条件を提示し、前向きな回答だ」という言葉を聞き再び表情を曇らせる。
父の会社の役員が「あんまりだ、こちらも法的手段をとるしかない!」と怒りをみせるが、シャフランには逆効果だと恭弥は感じる。
「法的手段をとる、というその言葉は、この場に会社の代表としている以上「公式的な意見」なのですね、残念です」と言ってシャフランは立ち上がり、先に宣戦布告したのは父の方の会社だ、と言い残しその場を後にしようとする。
恭弥はそれを呼び止め、1週間と1晩だけ時間を貰いたい、とお願いをする。
決定権は恭弥にはないようだが?と言うシャフランは指摘する。
今のところの手はないが、この場で諦めるわけにはいかない、という恭弥の言葉に父の会社の面々の意見は割れる。
父は覚悟し「恭弥の言葉と決定が代表である自分の言葉と決定でもある」と通訳するように伝える。
本当に一週間でよいのか?と念押すシャフランに恭弥は心配無用だと答える。
「一晩」はどういう意味か?と尋ねられると、期待以上のことが今にわかる、と恭弥は言う。恭弥のその姿をみてシャフランは「知り合い」に似ている、と話す。
「一晩」については追って連絡、少なくとも1日前には伝えることを約束し握手を交わす巨やとシャフラン。
自分の知っている「シャフラン」と「スミセン」なら、十分に相手ができるーそう確信する恭弥だった。
感想
とりあえず首の皮一枚繋がった・・・けど!
1週間と一晩でどうにかなるのか・・・?
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