前回のあらすじ
同期との打ち上げで、二階堂・二階堂の妹である美穂らと飲み明かした徹。
飲んだ後はいつものように二階堂の家に泊めてもらい、ラーメンを食べる。
大学に用がある徹は、早々に二階堂の部屋を後にするのだった。
<19話>「リターン~ある外科医の逆襲~」ネタバレ
徹は、古賀教授の元へ来ていた。
(古賀教授が担当なんて・・・偶然か・・?)
試験の結果はどうだったか?と聞かれ、ぼちぼちと答える徹。
1度目の人生のように外科に行きたくない徹は、頼むから失望してほしい、と内心思ってしまう。
ぼちぼち、と言いながらも教養科目以外では「A+」の成績を残していたことを、既に古賀教授は把握していた。
教養科目ばかり勉強するのは愚か者がすること、どうせ3年からは死ぬほど勉強せねばならないのだから、徹のように前もって勉強しておくのが正解だ、と言う。
徹は、自分がここに呼ばれた理由を確認する。
すると、良ければ休み中にアルバイトをしてみないか?と古賀教授がもちかける。
知人が製薬会社を辞め、ベンチャー企業を立ち上げたが、人手が足りず、短期の人手を募集しているから、と続ける。
元々休み中は家庭教師のバイト三昧の予定だった徹。
しかし、ベンチャー企業と言えど医療関係はもうこりごりであり、起業したての会社がバイト代が良いとも思えず、あまり乗り気ではない。
だが「マインバイオ」という会社名を聞いて、即決をした。
その会社はいずれ国内最大級のバイオ関連企業になる会社の名だったのだ!
この時の決定が、いずれ未来に大きな影響をもたらすことになるのだが、徹はまだそれを知るはずもなかったー。
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早速「マインバイオ」に訪れた徹。
起業したてのその会社は、小さなビルにあった。
1度目の人生では「診断キット」と「新薬の開発」を成功させてから拠点を都心にうつしていたことを振り返る。
徹も、マインバイオとは何度かプロジェクトで一緒になったことがある。社長は元気だろうか・・・そんな事を考えながら、オフィスに足を踏み入れた。
古賀教授の紹介で来た、と挨拶するも、大学2年生という事で、あまり歓迎されていない様子。
大学2年生なんて遊んでばかりのやつらだ、寄越す人手がいないなら断ってくれれば良かったのに!と苛立ちを隠せない社長。しかし、古賀教授の紹介となれば無下にすることも出来ず、雑用でもさせておこう、と考える。
徹は診断キットの開発業務を手伝うことになるが、貧血を診断するもの、と聞き驚く。
なぜならば、貧血の診断キットはわざわざ開発する必要がないからだ。
一般的な貧血は、血液検査で大まかに診断が出来てしまう。
だからこそ、あえてキットが必要とは思えない。
(貧血を区分するキット・・・可能なのか?出来ればノーベル賞ものだ・・・)
社長は、開発を進めている斎藤博士を呼ぶことに。
診断キットの意味がない・・?そう言いながら、不服そうな表情で徹よりも大柄な男が目の前に立ちはだかる。そうして、斎藤博士と徹は対面した。
感想
徹は美容外科に行きたがっているけど、なんだかんだ外科になりそうな雰囲気ですね。
この選択で未来が大きく変わった、とあるけど、どう変わっていくのでしょうか。
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