<20話>「リターン~ある外科医の逆襲~」ネタバレ・感想

前回のあらすじ

古賀教授の紹介で「マインバイオ」にアルバイトに来た徹。

そこは、1度目の人生で国内最大級のバイオ関連企業となる会社だった。

貧血の診断キットの開発を進めていると聞き、現状の診断方法でも十分賄えているため、必要がない、と徹は言うが・・・

<20話>「リターン~ある外科医の逆襲~」ネタバレ

斎藤博士に対し、貧血の診断キットは「意味がない」わけではないが「開発しても誰も使用しない」と説明する徹。

その言葉に、斎藤博士は見るからに不快感を現し、社長はギョッとする。

東成大の医大生とはいえ、口が過ぎる。
そもそも貧血とは何か理解しているのか?自分は生物学の博士課程で、貧血の免疫反応についての論文も書いたことがあるのだ、と斎藤博士は反論する。

それに対し、貧血を区別するのは、現在の技術では不可能だと思う、と答える徹。

だからこそ、開発中の診断キットが完成すれば、慢性疾患に伴う貧血の区別に抜群に効果があるはず、と博士は言うが「商品価値はない」と徹は言い切る。

今までどの企業も開発をしてこなかったのは思いつかなかったからではなく”必要性がなかった”からー。

貧血の検査は、血液検査1回。
国内で確認される代表的なものは、これで診断できてしまう。

まず血液検査を行った上で、異常があれば特殊検査を追加で行う、これが合理的だ。

それでも、斎藤博士は諦めきれず、開発されればきっと使われるはず・・・と口にする。

しかし、開発中の診断キットは約7,000円、検査結果が出るまで3日程度。
それに対し、血液検査は数百円、追加検査でも数千円程度で済む。加えて、検査結果も数時間で判明する。

これらのことを考えると、仮に開発が成功したとしても、あえて使うメリットがなく、誰も使わないのだ。

一通り聞き、この開発に既に千五百万以上投資していた社長は思わず膝をつく。

開発はまだ初期段階、損害を少しでも抑えるならすぐに撤退すべき、と徹はアドバイスします。

青ざめる社長。
古賀教授が優秀な学生、と紹介してきた意味がようやくわかった。

(天才か・・)

社長からお礼を言われるも、博士と共に落ち込む様子を見て申し訳なさを感じる徹。

他に「RI84プロジェクト」を進めているという社長に、それは炎症に関する診断の研究では、と指摘すると驚かれる。

古賀教授に聞いた、と適当に誤魔化し、その内容を見せてもらうことに。

資料を確認して、どこで行き詰まっているのかなど、医者でも難しい内容を的確に指摘する徹に、社長も斎藤博士も驚きを隠せない。

随分前からある部分で行き詰っており、貧血診断キットで挽回を狙っていたとの事だった。

このプロジェクトに対し、1つ案があると言う徹。
ただし、案を出す条件として、もしそれが役立った場合は「ストックオプション」という自社株を一定の価格で購入できる権利が欲しい、と提案する。
案が役に立たなかった場合は必要ない、と付け加え。

未来を知っているので、将来大企業になる会社だから、という目論見があるが、あくまでも金目当てではなく、自分が働く会社に愛着を持ちたいので!と出まかせを言う徹。

社長は快諾し、契約書を残すことに。

プロジェクトが成功した場合、およそ4%、現時点で150万円に相当する株をもらえる、という内容。

150万、大学生という立場からすれば大金だが、プロジェクトの成功を考えるとはした金額に過ぎなかった。この株は10年後には26倍になるのだ。

つまり約四千万円の契約・・・・!

ほくほく顔の徹を見て、その心を知らない社長はどこまでも無欲なのだな・・と思うのだった。

感想

1度目の医者としての知識・経験もフル活用な回でした。

前の人生の世界では、マインバイオは貧血診断キットはいくらくらいつぎ込んだのかな。
あの口ぶりだと、完成はさせたけど、徹が言うように売れはしなかったのかな?

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