前回のあらすじ
ついに石碑の解読が終了したカレナ。
元に戻るには、人間の食べ物を食べれば良いことがわかった。
妖精に頼まれ、石碑の内容を読み聞かせると、お礼だと言って光の粒を振りかけてきたが・・・
<23話>「私を捨ててください」ネタバレ
目に違和感を感じるカレナ。
妖精は、あなたには石碑の加護があるのでこの方が役立つだろう、持っている治癒の力を人間以外にも使ってあげてと言ってきた。
妖精の言葉は全く意味が分からないが、ひとまず体に変化は感じない。
ヘクシオンの作ったサンドウィッチを手に取り、自分はもう戻る、と妖精に告げる。
サンドウィッチを取った音にヘクシオンも反応し、そこにいるのか、と声をかけてくる。
サンドウィッチに口をつけると、カレナを包んでいた光が徐々に消えていく。
ヘクシオンは走って近寄り、カレナの手を取った。
無事だったのですね・・・!
カレナを失ったと思った。
心臓が痛まないのは、彼女が近くにいる証拠。
だから薬も飲まずに待っていた。
心臓の痛みが居場所を教えてくれると信じていたのだ。
カレナは、ヘクシオンの体に今度は触れることができることを確認し、本当に戻ってきたのだ、と安堵する。
対するヘクシオンは、急に触れられたことで赤面し、おろおろしていた。
長時間、緊張し続けていたカレナは力が抜け、ヘクシオンにもたれかってしまう。
妖精は不思議な存在だった、けど同時に怖くもあったー
今回は運が良かっただけにすぎない、もう2度と会いたくはない・・そう思っていた矢先。
無事に戻れたんだね
もう「見えない」はずの妖精の姿と声が、はっきりと認識できた。
想定外の事態に固まるカレナ。
先ほどの妖精のお礼とはこれだった、気に入ったか?とと恐怖を感じるような笑みで言われる。
言われてみて周りを見渡すと、石碑は夜に光る文字が昼なのに見えたり、普段とまるで違う景色に感じる。
妖精だけではなく、世界の全てを見る目を手に入れたのだ、と妖精は楽しそうに言う。
しかし、カレナは人が見えないものが見たいとは思っていなかった。
その様子に、誰と話しているのか?と尋ねてくるヘクシオン。
カレナは、正直に話しても、自分しか見えていない状態の為、信じてもらえるかどうか、と悩む。
もしかして嬉しくない?
久しぶりに親切にしたのに!と気分を害した妖精が、突風を吹かせてきた。
尋常ではない風。
このままでは危険だー、そう思い、カレナを庇おうとしたヘクシオンに、勢いよく風の攻撃が当たったのだった。
感想
妖精怖い・・・・・・
人間の常識とかは通じない!とは書いてあったけども。
そして、ようやくヘクシオンと再会できましたね!
カレナに触られて、顔真っ赤にあわあわしている姿は可愛かった(笑)
さぁ妖精とのひと悶着、どうなることやら・・・・
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